おくりびと
本日は、ゲストスピーチということで 池野由紀さんという方がお見えでした。
とっても 若くて とっても キレイ な方です。
演題は、 『おくりびと』 です。
山形県が舞台で話題となった 映画『おくりびと』は、納棺師のお話ですが、
彼女は、湯灌のお仕事を実際になさっている方でした。
山形市では、湯灌師として第一号の方なのだそうです。
※ 湯灌 (ご遺体を洗ってキレイにしてあげる儀式)
短い時間ではありましたが、彼女の仕事の体験を聴いて、心に残るものがたくさんありました。
記憶で書いておりますので、多少の違いはご勘弁ください。
スピーチより
私どもの仕事は、仕事中は決して涙を見せてはいけないと言われているのですが、
こんなことがありました。
それは、高校に入学される前に、亡くなられた少年の湯灌をさせていただいた時のことです。
そこには、まだ一度も袖に手を通されていない高校の制服がかけてありました。
キレイに湯灌を終えて、「制服を着せてあげてください」と言われて、
ご遺族の方と一緒に 高校の制服を着せてあげました。
そして 立派に高校生の姿になったわが息子をみて お母様が
『○○○ 高校入学おめでとう!!』
弟さんは
『おにいちゃん かっこいいよ!!』
その時わたしは、おもいっきり涙があふれてしまいました。 ・・・
と こんな内容であります。
司会進行をしておりました、わたくし、思わず感涙してしまい、
そのあと なんとなく ロレツのまわらない司会になってしまいましたが、
人間として大切な喜びや悲しみに、真剣に取り組まれている
彼女の姿に、心からエールを送りました。
映画 おくりびと
スポンサーサイト