近江商人
山形県特産の青菜を細かく刻んで、他の野菜とともに漬けた漬物で
その名は ”おみ漬け”です
本日、お昼に 人気のおにぎり屋さんに行ったら、
おいしそうに並べてあったので一緒に買って来ました。
ご飯にかけてもおいしいし、お茶漬けのようにして食べてもまた格別です。
それで、この地に古くから代を重ねる先輩方に聞いた話を思い出しました。
なんで、”おみ漬け”なのかというと、近江漬けがなまっておみづけになったらしいのですが、
かんじんの近江(滋賀県)には、おみづけという郷土料理はないらしく、
どうやら 山形に出張にきていた近江商人が伝えたことから、
近江漬けと呼ばれるようになったそうです。
しかも発祥の地は,わたくしの住む町 ”山形市十日町” に
当時も今も流れている笹堰(ささぜき)だというお話です。 (堰=人口の川です。)
上流の小白川地区は、当時畑作地帯だったため、大根の葉やしっぽが流れてきた。
それを 出張で長期滞在していた店子の近江商人が堰に網を掛けて拾い、
乾燥させて細かく刻み、塩漬けしたのがそもそもの始まりだそうなのです。
さすが、商売優先、倹約のため粗食に耐える 近江商人!!
おかげさまで、今では、なくてはならないケンミン食となりました。
それでは 先人の苦労に思いを馳せながら いだだきま?す。

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