融通無碍
今日は、自分としても、うれしいことがあったので書き留めておこうと思いました。
今年は、異常なくらいな低温と積雪量で、”雪の世界を楽しむ”どころではないようなのですが、
こんな、冬の真っただ中でも、山にあがってきてくださる方々には頭が下がる思いです。 ホント
仲間の皆さんと会うと、ゴーグル付けていたり、重装備なのでなんとなく軽く挨拶してますが、
本当は、仲間の人たちとは抱き合いたいぐらいなうれしい気分なのですよ!
冬山って とっても冷たい世界ですが、逆に、人間同士のあったか~い絆を感じさせてくるのです。
あっ それで・・・ うれしい話ですが、
午前中のスキー教室の終盤になり、だいぶ皆さんの足も慣れてきたところで、
「ここにちょっとしたコブみたいなのがありますから、ここを挑戦しましょう!!」
生徒さん 本日3名の内2名の方は颯爽とそこの不整地を降りてきたのですが、
一名(女性)の方は、見事に!? そこを通らないで降りてきました。
それを見ていた わたくし その生徒さんにひとこと
「みごとです! そこを通らないというのも選択肢の一つですから~」
そしたら その方
「先生~~ やさしい!!」 ですって
別にわたくしは、いつも心を鬼にして指導にあたっているつもりですから、
けっしてやさしい指導者ではありません!!。 なんてね
先日松下幸之助さんが書いた本に”融通無碍(ゆうづうむげ)”という言葉がありました。
何故かわたくし、その生徒さんが降りてきたときに、この言葉が浮かんできたのです。
融通無碍という言葉がある。これは決して難しい理屈でも何でもない いたって平凡な事と思う。
もし道を歩いていて、その前に大きな石が落ちてきて向こうに行けない場合どうするか。
もちろん石をよじ登ってまっすぐ行くことも一つの方法である。しかしそこに無理が生じるのであれば
石をよけて回り道をしてゆく。それが融通無碍だと思う (抜粋)
災害や事件の多い昨今、こういう柔軟な考え方も大事なのではないかと、
生徒さんから身をもって教えていただいたのでうれしかったのです。
けっして やさしい!!って言われたからではないでのですからね。
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