戦略的互恵関係
講師は、マスコミでも時々登場されている方
現在、帰化された元中国人の 石平(せきへい)氏で、
タイトルは“中国人の国民性及び中国とのつきあい方”でした。
わたくしにとって
中国人の国民性がこれほどよくわかるように説明していただいたのは初めてでした
まさに目から鱗が落ちるとはこの事かと思うぐらいです。
どちらがいいか悪いかという価値判断ではなく、
中国に古くから根付いている、宗教観からくるものの考え方は
根本的に、日本人とは別物であり、
われわれ日本人が中国人と本当の意味で、仲良くするためには、
単なる友好を唱えることだけではなく、
お互いの実利といいものをしっかり考えて、付き合うしかないのだと言う
石先生の教えに、
お人よしの我々日本人は目覚めなくてはならないのだなぁと感慨を新たにしてきました。
それを一言でいえば かつての安倍政権の時に言われた
“戦略的互恵関係”
というのがまさにそれだというのです。
なんかむずかしい響きのある用語ですが、
石先生もかつて,酒席でそのことばわかりやすく言ってくれと言われて、
こんなことを言ったことがあるというエピソードを話されました
「最初は愛し合っていた夫婦も、時がたつと愛情が覚めてしまうということもあるけど、
だからと言って、離婚することになるとお互いにいいことがない、
それじゃ~実利をとって仲良くやる手立てを考えていこうと まあ こんな関係じゃないだろうか」
て言ったら大ウケしてよくわかってもらえたことがあったそうです。
ちなみに石夫婦は、戦略的互恵関係ではないそうですが (笑)・・・・
愛情・友好だけでは決して成り立たない外交関係
それでも離れることができない以上は、やはり 相手国の国民性を理解しつつ、
すばらしい日本の国民性をも大いに理解してもらう努力も必要なんだなぁ~
高度成長期を卒業し成熟した日本人が今やらなくてはならないのは
まさにその辺であることを強く印象に残るお話でしたので ・・・・
長々と書いてしまいました。
ちなみにうちも戦略的互恵関係まではいってません!
追い出されたらわたくしが大変ですから(本音)・・・
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